しぼりたてチャイナ

何かとディープな中国の知られざる魅力を、無限に生しぼりしていくブログです

中国留学事情  留学中はどんなところに住むの?寮費は?

 

日本に帰国してから5ヶ月が経過しました。

 

中国にいた頃のいろいろな記憶が早くも薄れはじめているため、急いで記録を残さなくては、と少し焦りはじめています。

 

今回は中国留学事情です。留学生がとっても気になる居住環境について書いていきたいと思います。

 

 

中国の大学では基本的にみんな寮に入る

 

中国の大学では、ほぼ全ての学生が大学の敷地内にある寮に入って生活します。実家が地元にある人でも、30分程度の距離ならば入寮してしまうほどです。

 

留学生の場合も同じで、基本的には大学内にある留学生専用の寮に宿泊することになります。

 

 

寮のお部屋

 

中国人学生はよくて4人部屋、多いところだと8人部屋、ひどいところでは10人部屋に押し込まれて生活しているところも。

 

反対に留学生用のお部屋はたいてい中国人学生のお部屋よりも条件がいいです。

 

値段によっては1人部屋もあるし、2人部屋が標準装備のところもあります。多くても4人部屋です。

 

それぞれの個室があるお部屋もあれば、ないお部屋もあります。そういったオプションがある場合には、入寮するときに選ばせてくれるはずです。自分のふところ具合と相談して決めましょう。

 

 

寮の費用

 

一番安いお部屋に泊まった場合、一日25元から40元くらいが目安ではないでしょうか。

 

ですので1ヶ月で1000元程度、一年間で10000元くらいです。

 

私は最初に行った大学では2人部屋、次に行ったお部屋は4人部屋でした。どちらも一番安いお部屋でしたが、学校外に部屋を借りることを考えれば破格の値段であったため、自分的には全然大丈夫でした。

 

現在在籍している大学の寮費は4人部屋半年で1440元、1ヶ月240元という超お得なお値段!

 

もしも寮の部屋を1人で借り切りたい場合には、人数分の値段を払うことになっています。これを利用している人も結構見かけますね。

 

しかし大学によっては留学生の数が多く、寮の人数がギリギリの場合もあるため、タイミングによっては貸し切りを拒否されてしまうこともあります。

 

入寮手続き

 

ここまで書いていて突然思い出したのですが、私の知る限り、中国では自分が実際に寮に到着してから寮のおばさんのところで手続きをして、お部屋を選んで、お金を支払います。

 

私は自分で留学手続きをしたのですが、日本にいる間に電話をかけて、今どんなお部屋が空いているのか、そのお部屋は自分がとっておくことができるのかなどを聞いてみたことがあります。返答はノーでした。あなたがここへ着いてから、その時に空いている部屋を選んでもらうことになる、と言われました。

 

つまり、入学手続き期間が何日か与えられている場合、早く到着した人の方がちょっとだけ選択肢が多いよ、ということです。

 

(でも確か国費留学生などは到着前に部屋があてがわれていたかも)

 

 

ルームメイトは?

 

海外留学なので日本人と部屋が一緒になる場合もありますが、もちろん他の国のお友達と一緒になる場合もあります。

 

お友達の国籍など、そこらへんの希望があれば、おばさんに言うと探してもらえます。

 

そして一応寮のおばさんがルームメイトと相性が合うかどうか確認するように言ってきます。そんなにじっくり見極めるという感じではなくて、パッと見て話してみて、なんとなく大丈夫そうだったら「ああOKそうね」という感じです。

 

お部屋も海側がいいとか山側がいいとか、あまり希望を言わないと適当にあてがわれてしまうので、いろいろ主張していいと思います。

 

私は結構気にしないタイプなので適当にあてがってもらいました。

 

 

食事

 

中国人学生の寮では基本的に自炊用品などの高電圧機器の使用が禁止されていますが、留学生寮ではたいてい OKです。

 

ただし火は使ってはいけないことになっていることが多いと思います。炊飯器や IH製品を使いましょう。

 

しかし自炊をするのは面倒臭いし、何よりも中国まで来て自分の作った料理を食べなきゃいけないのは少しもったいないと私は思います。

 

中国の大学では学食が充実していますし、大学の外にも学生向けにたくさんのグルメがええ匂いを漂わせてきます。

 

中華料理の数と種類は10年そこらで食べ切れる量ではないので、是非ともいろいろ研究してみることをおすすめします。

 

 

大学の外に自分で部屋を借りたい場合? 

 

大学の寮に嫌気が差してしまったとき、環境をちょっと変えてみたいとき、一人暮らしをしてみたいとき、地元の生活を体験してみたいときなどは、大学の外に自分で部屋を借りてみるのもありです。

 

ただし、留学生が自分で部屋を借りてもよいかどうかは、大学によって決まりが違うようです。私が最初に行った大学では、「安全のため」に禁止されていましたが、次に行った大学ではOKでした。そこで私は2年間寮生活を体験したあとに不動産屋さんへ行って部屋を借りました。

 

大学の寮にいた方が何かと学校の流れについていくことができていいということもありますが、外で気楽に一人暮らしをするのも悪くない経験です。

 

本気で節約したい場合

 

もしも本気で生活費を節約したい場合には、中国の学生と一緒の寮に入れてもらう、という手段があります。

 

もしも部屋に空きがあれば、交渉してみてもいいでしょう。

 

留学生寮の値段だけでも十分安いのですが、中国人寮はもっと安い。

 

私の今いる大学の寮は(確か)一年で1500元だったと思います。

 

ただし普段の生活のノリが結構違っていたり、プライバシーの空間が少なかったり、衛生観念が少し違っていたりするので、中国へ来ていきなり中国人学生の寮に入るのはちと刺激が強すぎるような気もします。

 

中国語についてはめちゃくちゃ上達すると思います。ついでに各地の方言についても勉強できちゃいます。

 

 

以上です。どなたかのお役に立てれば幸いです。